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文明史家・日本人のための世界史作家・生命力を高める文章家
小園隆文
こぞの・たかふみ
の公式サイト
繋善言轂
よきことつなぐこしき
※繋善言轂 よきことつなぐこしき とは?
かつて日本の飛鳥時代(592年~710年)に、「撰善言司」(よきことえらぶつかさ)という官職がありました。皇族や貴族の修養のために、上古の日本人の善言や遺訓、教訓を集めて、それを『善言』という書物にまとめることを目指していました。結局この書物は完成しなかったのですが、この過程で集められた多くの善言や遺訓、教訓はその後の『古事記』『日本書紀』の編纂に大いに役立てられました。
最近、『日本書紀』を読んでいて、ふとこの官職のことが目に入り、記憶に残りました。
轂(こく、こしき)とは、中国古典『老子』の第十一章にある
『三十の輻(ふく)は一轂(いっこく)を共にす。其の無に当たりて、車の用あり。』
に使われています。轂とは車輪の中心のスポークに当たる部分で、上図ような図で示すとイメージがつかみやすいでしょうか。
周りの三十本(=多くの)の輻(や)を一点で受け止める轂(こしき)。この轂は中心にあって空洞です。この空洞としての轂があらからこそ、車輪として自在に動くことができる。周りの輻(や)は様々な事象だったり、人だったり、モノだったりとイメージしてください。
この一説を読んで、「自分も自分のことを空にして、色々な人、モノ、情報などを受け止め、繋げ、動かせるような人になろう」と思い、人生の座右の一つにしている一説でもあります。
この「撰善言司」と「三十の輻、一轂を~」を組み合わせて造語したのが、
繋 善 言 轂 よき こと つなぐ こしき
です。歴史上の数多の説話、名言、人物たちの人生から、本当に今
その人の背中を押し、一歩踏み出すことができる
その人が生きる勇気を得ることができる
その人が人生のステージを上げられる
そんな言葉を選んで、そこに言霊をのせてお届けしたい。
そういう思いで造った言葉です。
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私のヒストリー
はじめまして。『日本人のための世界史作家』小園隆文(こぞの たかふみ)です。ようこそ、私の書斎にお越しいただきました。
これから私の歴史をお話しします。
私は1972年10月26日、宮崎県都城市生まれ、東京都町田市育ちです。大学を卒業後、約二十年間の会社努めの経験の後、独立しました。
母方の祖父が宮崎県や都城市の地域史のされていましたのので、その影響から私も子供の時から、気が付いたら読書と歴史が好きになっていて、受験の時も世界史だけでほとんどの点を稼ぎました。
そんな私がその歴史というものを生業とするようになったきっかけは、会社員時代のある経験が元でした。会社が経営する店舗の店長を務めていた私は、ちょうどリーマンショックの時に売り上げが落ち込みました。その時に会社経営陣からのプレッシャーと、現場スタッフからの不満との板挟みにあった私は、精神的に追い込まれ、人生で初めて 自殺が頭をよぎりました。
結局、頭によぎっただけで、何とか踏みとどまることができましたが、店長からは降格し、少しできた自分の時間で、改めて歴史や古典、自己啓発本など色々と読み漁りました。「自分には何が足りなかったのか?」その答えを、僕は誰に相談するよりも歴史に求めました。そして歴史上を生きてきた多くの人物たちの、図太くしたたかでしぶとい生き方に触れることで、私の心は救われました。「自分はあまりにも生真面目で窮屈な生き方をしてきた。もっと大らかな気持ちで生きていけばいいんだ」
その後、紆余曲折を経て独立し、試行錯誤を繰り返しながらたどり着いた地点は、
「自分を救ってくれた歴史の叡智を、もっと多くの人に生かしてもらおう。」そして「かつての自分と同じように、自殺を考えるほど悩んでいる人に、歴史の叡智を役立ててもらいたい」というものでした。
そして今は、「日本人のための世界史作家」として
・日本人の自殺をゼロにする
・世界で活躍する「清く図太くしたたかな日本人」を増やす
・日本をその歴史と品格にふさわしい国にする
ことを目標に
・ヨーロッパ史を中心とした世界史作品の執筆
・ヨーロッパ史講座、世界史講座の運営
・自分史動画、出版の制作サポート
を手掛けております。ご縁のある方々、どうぞ末永くよろしくお願いいたします。
IN THE PRESS
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