こんにちは。文明史家・日本人のための世界史作家・生命力を高める文章家の小園隆文です。今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も【ドイツ語・フランス語・イタリア語の名句】をご紹介していきます。
今日は三か国語で、同じことわざになります。
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良いものは全て三つずつ
【独】Aller gute Dinge sind drei.
【仏】Toutes les bonnes choses vont par trois.
【伊】Tutte le cose favorevoli sono in numero di tre.
英語でも同様のことわざがありますから、ヨーロッパ各国に共通することわざなのでしょう。
「3」「三」という数字には洋の東西を問わず、良い意味合いがある数字のようです。漢数字の「三」には、天・地・人を表すという意味もあり、ちなみにこの三つを貫くのが「王」の字です。
キリスト教では三位一体説。日本の天皇家には三種の神器。日本人の大好きな三国志演義。
その他に、丁寧にお辞儀してあいさつすることを「三つ指をつく」。野球では「三冠王」。物事を成功させるための「三度目の正直」。他人の知恵を借りて結集することを「三人寄れば文殊の知恵」。毛利元就の「三本の矢」の逸話…。
「3」「三」という数字には、「バランスを取る、一区切りつけるのにちょうどよい」という意味合いも与えられています。確かに「第三者に間に入ってもらって」事が上手く運んだり、「石の上にも三年」とにかく三年は続けてみなさいと言われたり、「仏の顔も三度まで」あの人がいくらいい人でもこれ以上やったら怒られるよ、とい言い回しもあります。今はあまりないかもしれませんが、十二時のお昼ご飯の次には三時のおやつのお楽しみも(笑)。日本語の語呂合わせでは、「三つ=満る(みちる・みつる)」ので縁起がいいとされます。
このように何かとプラスイメージの強い「3」「三」という数字。どうせなら日ごろから意識されて生活されるといいですね。
例えば何か新しいことを始めるにしても、一人ではなく三人で始める。それこそ「三人寄れば文殊の知恵」。何かを続けるにも、「まず三日、三回、三個やってみる」。そしてそれが出来たら「次は六日、六回、六個」その次は「九日、九回、九個」…、と三の倍数を積み上げていくことを意識してやってみる。そういえば企業も三カ月ごとに「第一四半期、第二四半期…」ごとに業績を出して、戦略を練り直すということをやっています。
このブログ・動画でも【ドイツ語・フランス語・イタリア語の名句】と三カ国にしています。だからという訳ではないですが、三カ国にしているから結構面白いものになっている、と秘かに自負しています。
良いものは全て三つずつ
【独】Aller gute Dinge sind drei.
【仏】Toutes les bonnes choses vont par trois.
【伊】Tutte le cose favorevoli sono in numero di tre.
「3」「三」。とても良い数字なので、ぜひ日常生活の小さなことからでいいので、意識して取り込まれてみてください。何かが変わるきっかけになるでしょう。
ちなみにこの【ドイツ・フランス・イタリア】三国のこっきもそれぞれ三色。その意味は
ドイツ(黒・赤・金)
19世紀初めナポレオン軍との戦いに参戦した学生義勇軍の軍服の色に由来し、黒はマント、赤は肩章、黄は金ボタンを表し、自由と統一の象徴とされている。また黒・赤・黄(金)はそれぞれ勤勉・情熱・名誉を表す。
フランス(青・白・赤)
フランス革命のとき、革命軍が付けた帽章の色に由来する。青・白・赤の三色旗(トリコロール)は「自由・平等・博愛」を表す。最初は赤・白・青の順だったが、青が空を背景にすると見えにくいので、赤と青の順を変えた。
イタリア(緑・白・赤)
フランスの三色旗を起源とし、緑は国土と自由、白は雪と平等、赤は情熱と博愛を表す。18世紀末、イタリアに遠征したナポレオンが、当時、小国が分立していたこの国の統一旗として使用させたと言われている。その後、国家統一運動のシンボルとされる。
説明は東京都立図書館のサイトより引用させていただきました。そういえば色の原色もシアン・マゼンタ・イエローの三色。もうこれはやっぱり、「3」「三」をとことん意識して取り入れる!ですね。
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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