こんにちは。文明史家・日本人のための世界史作家・生命力を高める文章家の小園隆文です。
ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日も【ドイツ語・フランス語・イタリア語の名句】をご紹介していきます。
今日はこちらのことわざです
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【独】Der Mensch denkt, Gott lenkt 人が提案し、神が配置する
【仏】L'homme propose et Dieu dispose 人が提案し、神が配置する
【伊】L'uomo propone,e Dio dispone 人が提案し、神が配置する
三か国語とも同じことわざです。英語にもありますから、キリスト教圏に共通のことわざなのでしょう。日本語のことわざですと、【人事を尽くして天命を待つ】が近いと思います。
人生で行うこと、仕事でもその他のことでも、どれだけ準備万端やり尽くしても、完全ということはありません。どれだけやっても、「これで大丈夫かな?まだ心配だな…」という気持ちはなくならないと思います。またそれが健全です。それだけ人がやることに完璧ということはありません。そこはまず謙虚に受け入れ、認めましょう。
そしてやるだけのことをやり尽くして、もうこれ以上はやることないとなった時に、その後は神仏に祈ったり、ゲン担ぎをしたりと、何か見えないものの力にすがる。そんな経験おありだと思います。私もあります。仕事で新企画を始める時、またこれから受験シーズンになりますので、第一志望校の受験の際に、「どうか上手く行きますように…」と神社に行ったり、お守りを持ち歩いたりなど。それが人情というものです。
やるだけのことをやり尽くしたその先に、であればそれもいいでしょう。でも中には、準備の段階で全力を尽くさずに、最後の時だけ「神様お願い!」とやる人もいます。でも残念ながらこういう場合、まず間違いなく神様は力を与えてくれないでしょう。
徳川家康は「天は自ら助くる者を助く」という言葉を残しました。まずは自分でやれるだけのことをやり切った者にだけ、天は助けを与えてくれる。それも毎度毎度ではなく、何回かに一度の割合で…。
ドイツを統一した宰相ビスマルクは、「前に進み、機を見て馬が現れたら飛び乗らなければならない」と言いました。これもまた、馬に飛び乗れる所までは自力で進む。つまりは自分で準備をする。そうしたらより早く進める馬が現れる「こともある」、ということです。
イタリアを統一した宰相カヴールは、「進み続けていれば、最後の最後にはある一つの大きな出来事が、流れを決定的に変える」と言いました。これもまた準備を続けていれば、それが生かせる大きな流れ、時代の変化やチャンスが来る「こともある」、ということです。
結局のところ、仕事でも受験でも人生でも、都合の良い一発逆転満塁ホームランというのはなく、常日頃の準備の積み重ねが大事であり、それを積み重ねた先に神様とか、運命の女神とか、目に見えないチカラというものが何らかのご褒美をくれる「こともある」、ということです。満塁ホームランで逆転するためには、まずランナーを三人出すことが必要です。
人がやること、できることは「日々の準備をしっかり続け、積み重ねること」。神様や運命の女神が、「うん、この人はここまでやっているから、じゃあ、ちょっと助けてあげようかな」と思ってもらえるまでやり続けること。
仕事、受験、人生…。全て主役は私であり、あなた。
私の人生の主役は私!
あなたの人生の主役はあなた!
最初から何でもかんでも「神様お願い!」ではなく、まずは自分でやれるだけのことをやる。神様や運命の女神や見えないチカラは、いつもではなく時々ご褒美をくれる、ぐらいに思っていましょう。
【独】Der Mensch denkt, Gott lenkt 人が提案し、神が配置する
【仏】L'homme propose et Dieu dispose 人が提案し、神が配置する
【伊】L'uomo propone,e Dio dispone 人が提案し、神が配置する
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